一目百万本のツツジ

ツツジの季節に葛城山に登ってきた！

20年ぶりくらいに葛城山に登った。前に登った時は、まだ小学生だった子供たちが一緒だったけど、今回は夫と二人で。たしか今週がツツジの見ごろなんじゃないかと思い立った。今までに３回登ったと記憶しているが、ツツジの季節に登るのは初めて。有名な葛城山のツツジを見るのが今回の目的。
通勤していたころは、ツツジの季節に登山口に向かう車で朝から渋滞すると、チッて感じだったけど。今は私もウィークデーにトレッキングできる身分なんだよ、と車の中でニマニマしてしまう。
コロナ禍で登山口の駐車場が閉鎖されてるので、御所駅近くのタイムズに車を置いて、バスで登山口に向かう。登山口からは、少し遠回りだけど眺めのいい北尾根コースを選んだ。私の日頃の運動不足をよくわかっている夫は、ロープウエイで登ってもいいよって言ったけど、いやいや葛城山くらい大丈夫だよと意気揚々と登りだした。
ところが、こんなはずではなかった、、。30分も歩かないうちに、息があがる。休憩した後には立ち眩みする。酸素が薄い気がする(ここはエベレストか！)
足は全く疲れてないのに胸だけが苦しいから、もしかして、今まで無症状だったけど、実は新型コロナに感染してたんじゃないかと不安になる。どうしよう、降りた方がいいかなあ、とか、心の中は不安でいっぱいだけど、夫に「降りようか」と言われると「まだ大丈夫」と答えてしまう。
そんなに重くはなかったけど、リュックを夫にもってもらい、身軽になってゆっくりゆっくり登る。そのうちに眺望の素晴らしいところにでて、甘いもの食べてるうちに、元気になった。さっきのしんどさは何？て感じ。やはり運動不足のおなか周りの脂肪のせいだろうな。ダブルザックで後ろから励ましてくれる夫にさっきまでブーたれてたのが、嘘のように気持ちいいい。
頂上は風が強めに吹いていて、とても気持ちが良い。夕べ炊いた筍ご飯をおにぎりにしたのを、頂上でほおばる。山で食べるおにぎりはなんでこんなにおいしいんだろう。
腹ごしらえをしたら、南側の自然ツツジ園へ。ツツジの群生に向かって、山の斜面にたくさんのデッキが張り出している。このデッキから眺めると、青空と新緑の金剛山をバックにオレンジやピンクのツツジの群生のコントラストが素晴らしい。一目百万本は嘘じゃなかった。
ツツジ園の中の回遊路を歩くと、視界全てがツツジ。夢のようにきれいだ。ここは、桃源郷？いや桃ではなく躑躅だしって自分でつっこむ。
下山はロープウェイに乗ってラクをしました。車窓からの奈良盆地の眺めも良かったから、これはこれでよし、かな。